
卵管鏡手術
卵管鏡手術
FT(卵管鏡下卵管形成術)は、不妊原因の約3割強と言われる卵管因子の不妊症の方を対象にした比較的新しい治療法です。卵管が塞がっていると診断された方でも、自然妊娠を期待できる治療として、今とても注目されている治療です。
不妊症の基本検査として、子宮卵管造影を実施します。
その検査では卵管が詰まっていないか、狭くなっていないかという卵管の通過障害の有無を確認します。もし、卵管が詰まっていたり、狭くなってしまっていると、卵子や精子が卵管を通ることができないため、今までは通常、「体外受精」を受けるしか方法はありませんでした。
しかし、FTは、カテーテルと呼ばれる細い管を子宮へ挿入し、カテーテルに内蔵されたバルーンを卵管内で推し進めることで詰まった卵管を拡げる日帰り治療法です。
膣から子宮の入口を通って子宮内にカテーテルを挿入するため、体への負担が少なく、治療時間が10分程なので日帰りでの治療が可能です。
この治療法は、実施施設も、治療ができる医師も限られているのが現状です。
当院では、開院当初から、FTを実施(毎年の年間実施件数:40〜50件)しておりますので、卵管因子でお困りの方は、是非、一度ご相談ください。
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