- AMH検査
(抗ミュラー管ホルモン検査) - 卵巣予備能を調べる検査で、卵巣年齢検査とも言われております。
AMH(抗ミュラー管ホルモン)は発育過程にある卵胞(卵子の入った袋)から分泌されます。血中AMH値が原始卵胞から発育する前胞状卵胞数を反映すると考えられます。つまり、原始卵胞(卵巣内で待機している卵胞)が少なくなってくると(卵巣予備能が低くなると)AMHの値は低くなります。
そのため、AMHは卵巣予備能(卵巣の中に残っている卵子の数の目安)の評価指数とされています。ただし、AMHの結果は、それだけで治療方針を決められるものではなく、その他の検査や年齢、不妊期間などと一緒に、総合的に治療方針を立てるための検査のひとつです。あくまでも「残存卵子数」を推定しているだけであって、妊娠可能かどうかを予測するものではありません。妊娠するかどうかは「卵子の質」が大切で、「質」は年齢が若年であるほど高いことは間違いありません。
- 甲状腺ホルモン
- 甲状腺は、のどの所にある臓器で、脳や胃腸、心臓を活性化したり、体温を調節したり、全身の細胞の新陳代謝を促したりしています。つまり、人が活動するためのエネルギーを作り出しているところです。
甲状腺の機能に異常があると、妊娠しにくかったり、流産になりやすかったり、さらには無治療の場合には、産まれてくる赤ちゃんの甲状腺機能に障害を与えてしまうこともあります。
異常があれば、妊娠する前から治療しておく必要があります。甲状腺の病気は圧倒的に女性に多いので、妊娠を考えている方は、ぜひ検査を受けておきましょう。